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箱崎発掘資料

判官源不倒 の 書画
はんがん みなもと ふとう 

宗教的趣の一幅です。

この掛け軸には心経と、

宗教画(観音菩薩らしい絵姿)

があります。


そして、日本の古典に登場する

人物の印と署名があります。


古い書画の署名をもとに

時間旅行はいかがでしょう。


The Toki Museum's collection

 
詳細  以下は署名と印です。
  判官源 不倒謹書
(はんがん みなもと ふとう きんしょ)


* 謹書:署名の後に添えられた言葉
( 意味: つつしんで )
  「瓜生判官源保」
(うりふ/うりゅう はんがん みなもと たもつ)

四角い印の文字を、右上から下に読むと

「瓜生判官源保」と読めます。

*本物か偽書かは不明です。

(2021年11月9日 後世の贋作とご教示をいただきました)
*中世史・美術史に詳しい学芸員の方に確認していただきました。



瓜生保とは?

「太平記」によれば、

判官・瓜生保(?- 1337 ) は「越前(えちぜん)」の杣山(そまやま)城主です。

福井県敦賀(つるが)市に、あったという城です。


さて、「越前:福井県」と「筑紫(つくし/ちくし):福岡県」)の関係は

二つの点で興味深いものがあります。一つは神話伝説の領域で、もう一つは

古典文学の領域です。


8世紀の書物である古事記・日本書紀によると、福岡県で生まれたと伝わる

応神天皇(古墳時代の人物)は、皇太子時代に福井県の角鹿(つぬが/つるが)

で、気比/笥飯(けひ)の神と名を取り換えたという未詳の伝説があります。


当サイトの地元、福岡市の箱崎は筥崎八幡宮のお膝元。主祭神は応神天皇。

ファンタジックな妄想に心が高鳴ります。古典「太平記」の世界へ、そして

記紀の世界へと、古い書画の署名をもとに時間を超える旅はいかがでしょう?


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瓜生保:文献資料に見る「瓜生保」「多々良浜の戦い」 概略



壬午夏日
  「判官 源不倒 謹書」


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