瀛洲 (えいしゅう 「洲」はサンズイが付く) 。
ところで、写真の「書」の朱文印/雅号印は「景州学口」です。
どういう意味の四文字なのでしょう。
古代中国には、海に浮かぶ理想郷の瀛洲(えいしゅう)とは別に、
中国本土に実在する瀛州(えいしゅう*「州」はサンズイなし)が
あったそうです。また、隋代に瀛州(えいしゅう)から分割された
「景州(けいしゅう)」という州がありました。
「もしかしたら書の雅号印の『景州』と関係があるのかしら?」
と、空想を掻き立てられます。
古代中国の地名である瀛州(えいしゅう)と景州(けいしゅう)。
静かな月夜のミステリー散歩のテーマに良いかもしれません。
古代の海に思いを馳(は)せ、過去を旅する時間旅行はいかがでしょう。
|
白文印(姓名印)
福田篤泰
|
|
朱文印(雅号印)
景州学口
|
copyright:2019 the Toki Museum
トップ頁