本文へスキップ
         

お問合せ

事務局・工房くらし月

福田 篤泰(ふくだとくやす)の 書

  
箱崎発掘史料

 
福田篤泰(ふくだとくやす)
(1906-1993) 
外交官、政治家

(写真: 左)「山花水鳥皆知己」

意味:山と花と水鳥は、

私を理解している友達です。


撮影セッティング:時間の博物館



「書」の漢詩:戴叔倫(唐代の詩人)「暮春感懐」の一部。

 
********************************


古代中国では、東方の海上に仙人が住む三つの山があると信じられたそうです。

名前は蓬莱(ほうらい)、方丈(ほうじょう)、瀛洲(えいしゅう)。

瀛洲(えいしゅう)は日本を指す雅称でもあり、漢字の構成要素は

「サンズイ、亡、口、月、女、凡」です。

瀛洲 (えいしゅう 「洲」はサンズイが付く) 。



ところで、写真の「書」の朱文印/雅号印は「景州学口」です。

どういう意味の四文字なのでしょう。


古代中国には、海に浮かぶ理想郷の瀛洲(えいしゅう)とは別に、

中国本土に実在する瀛州(えいしゅう*「州」はサンズイなし)が

あったそうです。また、隋代に瀛州(えいしゅう)から分割された

「景州(けいしゅう)」という州がありました。


「もしかしたら書の雅号印の『景州』と関係があるのかしら?」

と、空想を掻き立てられます。
 

古代中国の地名である瀛州(えいしゅう)と景州(けいしゅう)。

静かな月夜のミステリー散歩のテーマに良いかもしれません。

古代の海に思いを馳(は)せ、過去を旅する時間旅行はいかがでしょう。



  白文印(姓名印)

福田篤泰
 
  朱文印(雅号印)

景州学口

copyright:2019 the Toki Museum


トップ頁





バナースペース

shop info店舗情報



時間の




博物館




PRIVACY POLICY


FACEBOOK


TWITTER


BLOG


ENGLISH



事務局:工房くらし月
    福岡県福岡市