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事務局・工房くらし月


  其の七  AI 湖(うみ)と山を語る


 湖(うみ)へだつ 山のあなたの 月涼し

 折もよく来て 受(うく)る十念(じゅうねん)



 (原文:湖遍たつ 山のあなた乃月涼し折もよく来て受る十念)



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AIによる校正・推敲の例 (副題:AI/Copilotと湖と山)


実施日:2024年 8月18日 - 9月14日 

内 容: 1847年 俳諧連歌「常夏草」

課 題: 七作目 に 試訳(英語)をつける

回答したAI: Copilot

(Microsoftによって提供されているOpenAIのGPT-4を用いた生成AIサービス)


サイト内リンク:

① 七作目の英語試訳の進捗    ② AI 湖(うみ)を語る     

③ 那谷(なた)寺   ④ AI 山を語る   ⑤ 最終 試訳案

あとがき




(注①:「下線・太字・色違い」はサイト管理者による)

(注②:AIが、日本語による質問に英語で回答した場合は、

パソコンの翻訳機能を利用し、日本語に改めて掲載しました。)

 

(スタート)


七作目の英語試訳の進捗


質問 ① サイト管理者


サイト管理者の質問

7番目の作品の英語試訳をしようと思います。


湖(うみ)へだつ 山のあなたの月涼し

折(おり)もよく来て 受(うく)る十念(じゅうねん)


大意:湖を隔てる山のかなたの月が涼しい。折もよく来て僧から十念を受けた。


十念を受けた主語を明示しないで試訳を成立させるには、

The moon is cool over the mountain separating the lake,

coming in time to receive the ten recitations from the monk.

適切ですか?




回答① AI

AIの回答

試訳は適切です。

あなたの日本語の詩の意味を正確に伝えています。

もしさらなる質問や詳細が必要であればお知らせください。





質問②:サイト管理者 (9月12日)


サイト管理者の質問

湖(うみ)へだつ 山のあなたの月涼し 折(おり)もよく来て

受(うく)る十念(じゅうねん)


これは177年前の俳諧連歌の7番目の作品です。

①の試訳は、文法的に「月」が十念を受けたことになるため、

推敲しようと思います。

人称を用いずに、十念を受けた主体が人か月か不明にする方法として適切

ですか。良い推敲案があれば、教えてください。


また、あなたに独自の試訳案があれば提案をお願いします。


① The moon is cool over the mountain separating the lake,

coming in time to receive the ten recitations from the monk.


推敲案:

② The moon is cool over the mountain separating the lake;

came in time to receive the ten recitations from the monk.





回答②:AI

AIの回答

なるほど、興味深い課題ですね。


②の推敲案を考える際に、主体が人か月か不明にするためには、主語曖昧にする

表現が有効
です。以下にいくつかの推敲案と、私の独自の試訳案提案します。


AIの推敲案(1)

The cool moon over the mountain separating the lake;

timely came to receive the ten recitations.

主語を曖昧にし、「月」が十念を受けたかどうかを明確にしない表現です。


AIの推敲案(2)

Cool is the moon over the mountain separating the lake;

in time to receive the ten recitations.

「月」が十念を受けたかどうかを曖昧にするために、主語を省略しています。


AIによる独自の試訳案 ;

The cool moon over the mountain by the lake;

timely arrival to receive the ten recitations.

主語を明確にせず、自然な英語表現を目指しました。


これらの案が参考になれば幸いです。

どの表現が一番しっくりくるか、試してみてください。




ここで校正を保留

作品背景考えてみます




AI 湖(うみ)を語る


質問③:サイト管理者


7作目に登場する言葉「十念」についてAIに質問します。  

サイト管理者の質問

十念(じゅうねん)とは、何ですか?




回答③:AI

AIの回答:

浄土教(じょうどきょう)において「南無阿弥陀仏/なむあみだぶ(つ)」を

10回となえる作法
です。




質問④:サイト管理者


サイト管理者の質問

「 浄土教 」「 浄土宗 」関係 を教えてください。




回答④:AI

AIの回答:

浄土宗浄土教は密接な関係がありますが、異なる概念です。


浄土教は、仏教の一つの思想であり、阿弥陀仏の浄土(極楽浄土)への往生

願う教えです。この思想は、平安時代末期に広まりました。

浄土教は特定の宗派ではなく天台宗真言宗などの中で広まった信仰

一形態
です。


一方、浄土宗は、鎌倉時代法然(ほうねん)によって開かれた仏教の宗派です。

法然は、念仏を唱えることで誰でも極楽浄土に往生できると説きました。

浄土宗は、浄土教の思想を基にして成立した宗派であり、念仏を唱えることを中心

とした教えを広めました。


簡単に言うと、浄土教は広い意味での思想信仰の形態であり、浄土宗はその思想

を基にして成立した具体的な宗派です。


何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね。



質問⑤ : サイト管理者

サイト管理者の質問:


江戸時代に、加賀地方の「山をへだてる」はどこだったのでしょうか?




回答⑤:AI

AIの回答

*医王山(いおうぜん)東側に位置する白山湖(はくさんこ)です。

この湖は、医王山隔てて広がっており、当時の金沢の風景の一部として重要

な役割を果たしていました。


白山湖(はくさんこ)は、石川県と岐阜県にまたがる白山の山頂部に位置する

の一つです。白山は古くから霊峰として信仰されており、その歴史は非常に豊か

です。白山山頂部には、翠ヶ池(みどりがいけ)など7つの湖があり、

これらは火口湖と考えられています。



*白山
は、717年に泰澄(たいちょう)上人開山したことに始まり、中世には

修験道
霊山として栄えました。白山湖周辺は、こうした信仰中心地として

多くの人々が訪れる場所となりました。 *白山湖の歴史は、自然の力と人々の信仰

が織りなす壮大な物語です。


さらに詳しく知りたいことがあれば教えてくださいね。




注:*医王山(いおうぜん)は、元は育王仙。薬草が豊富に生育していた。

719年に開山した泰澄(たいちょう)が育王仙と命名。


*白山は、御前峰(2,702m)、大汝峰(2,684m)、剣ヶ峰(2,677m)などを含む総称。

白山の頂上部には翠ヶ池、紺屋ヶ池、油ヶ池、血の池、五色ヶ池、百姓池、千蛇ヶ池の

7つの池があり、これらの多くが火山の噴出口と考えられている。

(ウィキペディア参照)




那谷(なた)寺


質問⑥:サイト管理者


サイト管理者の質問

白山信仰に関係が深い寺院として、洞窟(どうくつ=あな)が有名な、

那谷(なた)寺があるようですが、この寺院について教えてください。


また、那谷(なた)寺十念(じゅうねん)が唱えられた可能性はありますか?




回答⑥:AI

AIの回答

那谷寺(なたでら)は、石川県小松市にある高野山真言宗寺院で、

江戸時代に大きな再建が行われました。


特に、加賀藩主前田利常公が1640年に本殿や三重塔などを再建し、

寺の復興尽力しました。


那谷寺十念が唱えられたかどうかについての具体的な記録見つかりません

でしたが、那谷寺真言密教の寺院であり、さまざまな加持祈祷が行われている

ため、十念のような念仏が唱えられていた可能性はあります





質問⑦:サイト管理者


サイト管理者の質問:


白山信仰那谷寺について教えてください。




回答⑦:AI

AIの回答:


白山信仰那谷寺についてお話しします。


白山信仰は、自然そのものをとして崇めるもので、特に加賀地方では、

白山に昇り清められ地上に戻ると信じられていました。


那谷寺(なたでら)は、石川県小松市にある高野山真言宗別格本山です。

那谷寺は717年泰澄によって創建され、白山信仰と深く結びついています。


那谷寺の境内には奇岩洞窟が多くあり、これらは魂が清められる場所とされて

います。また、四季折々の美しい景色でも知られています。本尊千手観世音菩薩

で、33年ごとに開扉される秘仏とされています。


那谷寺を訪れると、白山信仰の歴史や自然の美しさを感じることができるでしょう。

何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね。



注 那谷寺輪廻転生を感じ取れる洞窟と関係が深い寺。

古来、洞窟は「岩屋」と呼ばれ、胎内に籠り、生まれ、また戻って再生をする人間の

営みを象徴する場所と考えられた。(那谷寺のウエッブサイトを参照:サイト管理者)




AI 山を語る


質問⑧:サイト管理者

サイト管理者の質問

地図確認すると、金沢から見て、医王山手前に、戸室山

(とむろやま)
がありますが、このについて教えてください。


また、戸室山(とむろやま)に他の呼び方はありますか?




回答⑧:AI

AIの回答

石川県金沢市にある戸室山は、一般的に「とむろやま」と呼ばれています。

他の呼び方としては「飛櫓(とぶろ)権現(ごんげん)」という名称もあります。

この名前は、泰澄(たいちょう)大師白山(はくさん)から日本海を航海

する米船(米を運搬する船)に(はち)を飛ばして米を乞(こ)うた際、米俵

(こめだわら)が着いた場所が「俵町(たわらまち)」、(ろ)が着いた場所が

飛櫓(とぶろ」とされたことに由来しています。


他に気になることがあれば、教えてくださいね。




質問⑨:サイト管理者

サイト管理者の質問


江戸時代に、小松市(金沢市のほぼ南南西)那谷(なた)寺から

白山(はくさん)や 、(白山)山系の山々は見えましたか?


また、山系の北端の医王山(いおうぜん)や戸室山(とむろやま)は見え

ましたか






回答⑨:AI


AIの回答:

江戸時代に、那谷(なた)寺から白山(はくさん)や白山山系の山々が見えた

かどうかについての具体的な記録見つかりませんでしたが、那谷寺白山信仰

の重要な拠点であり、白山崇拝する寺院として知られています。


那谷寺境内からは、白山遥拝するための場所が設けられていたことから、

白山やその山系視界に入っていた可能性は高いです。


江戸時代那谷(なた)寺から医王山(いおうぜん)や戸室山(とむろやま)が

見えたか
どうかについては、地理的な位置関係から考えると、見える可能性高い

です。


医王山(いおうぜん)は石川県金沢市と富山県南砺市にまたがる標高939mの山塊

で、戸室山(とむろやま)は金沢市東部にある標高548mの山です。

那谷(なた)寺は標高が低い場所に位置していますが、周囲に高い建物や障害物が

少なければ、これらの山々が視界に入ることは十分に考えられます。


那谷寺の境内からの眺望についての具体的な記録見つかりませんでしたが、

江戸時代の風景画や記録に基づくと、自然の景観が広がっていたことが伺えます。


もし那谷寺やその周辺の歴史や景観についてさらに詳しく知りたい場合は、那谷寺

の公式サイトや地元の歴史資料を参照するのも良いかもしれません。


何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね。






サイト管理者 (試訳の推敲)

サイト管理者


以上の背景を考慮し、試訳を推敲します。


「湖へだつ山のあなたの月涼し 折もよく来て受る十念」の推敲案:


Tranquilly clear is the moon over the mountain separating the lake;

in time to receive the ten recitations.

これはどうでしょうか。




回答:AI

AIの回答


原文の静けさと神聖さを捉えていると思います。 いくつかの点でさらに洗練

できるかもしれません。


例えば、「折もよく来て受る十念」の部分をもう少し自然な英語にするために、

in time to receive the ten recitationsではなく、

at the right moment to receive the ten recitations

とするのはいかがでしょうか?


最終的には、あなたの意図や感じ方に最も合う表現を選ぶのが良いと思います。

他にも質問や修正点があれば教えてくださいね。





推敲案: サイト管理者 (9月14日)


推敲案:サイト管理者 


in time を timely arrival (意味:arrival at the right moment)

へ変更。


Tranquilly clear is the moon over the mountain separating the lake;

timely arrival to receive the ten recitations.




( 校正をここで終了 )



あとがき



私は最初、この作品は、京都を出発して北陸を旅した連歌師が、

北陸から京都を見た場合に、が京都と琵琶湖(びわこ)の間に位置する

情景なのかと思いました。


しかし、「あなた」の部分に「あな=洞窟」と「なた=那谷寺」、

「湖=うみ=産み」「戸室山=とむろやま=弔うを連想」など、北陸

をあてはめると、意外な言葉遊びが隠れているようにも思えます。


白山(はくさん)山系は北部の山地と、南部の山地に分かれ、人の立ち位置

次第で、白山、医王山(いおうぜん)、戸室山(とむろやま)などが、作品中

の「山」となり、白山山系の中心にある湖から人を隔てる趣向にも見えます。


十念(じゅうねん)を受けたのは那谷(なた)寺か、他の寺院かは、作品から

は不明です。



つづく


文責 : 時間の博物館 事務局 工房くらし月


(専門学校ビジネス実務教育担当者:ビジネス文書・秘書概論・英語など担当)

*********************


ご訪問をありがとうございました。


追伸:誤認やミス、引用先の不記載などがあると思います。お気づきの場合は

ご容赦の上、お差し支えなければサイト管理者へご教示いただけますと幸いです。

平素のご教示とご協力に感謝申し上げつつ。


工房くらし月


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