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事務局・工房くらし月


  其の拾四  AI 米市を想う


米市(こめいち)も 拍子(ひょうし)のぬけし 月見過(つきみすぎ)

小さい鮭(さけ)に破られし網



(原文:米市も拍子のぬ介し月見過 ちいさ以鮭耳破ら連し網)




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AIによる校正・推敲の例 (副題:AI/Copilot と米市)


実施日:2024年 8月18日 - 10月8日

内 容: 1847年 俳諧連歌「常夏草」

課 題: 14作目 に 試訳(英語)をつける

回答したAI: Copilot

(Microsoftによって提供されているOpenAIのGPT-4を用いた生成AIサービス)


サイト内リンク:

① 14作目の英語試訳の進捗    ② AI 米市を想う    

③ あとがき


(注①:「下線・太字・色違い」はサイト管理者による)

(注②:AIが、日本語による質問に英語で回答した場合は、原文を掲載します。)

 

(スタート)


14作目の英語試訳の進捗


質問 ① サイト管理者


サイト管理者の質問

14番目の作品の英語試訳の推敲をしようと思います。

「 米市(こめいち)も 拍子(ひょうし)のぬけし 月見過(つきみすぎ)

 小さい鮭(さけ)に破られし網 (あみ)」



大意: 米市も拍子が抜けたように感じる月見過ぎ。小さい鮭に破られた魚網。

(原文:米市も拍子のぬ介し月見過 ちいさ以鮭耳破ら連し網))


The rice market quieted down after the moon-viewing season,
and regrettably, the small salmon tore through the net.


この試訳には、どのような推敲案があるでしょうか?




と、尋ねたいところですが、作品背景の理解のために、先にAIに質問をしてみます。

推敲は いったん保留に。



AI(Copilot) 米市を想う

質問① サイト管理者

サイト管理者の質問

177年前の連歌の14番目の作品の英語試訳の推敲をしようと思います。

作品理解のために、いくつか歴史事実の確認をしたいのでサポートをお願いします。


最初の質問です。「天保の改革」を行った水野忠邦は、最終的に政策の失敗で失脚

したそうです。

公表されている失脚年月日は1843年閏9月13日です。

グレゴリオ暦で何月何日頃か教えてください。




回答① AI

AIの回答

グレゴリオ暦に換算すると、1843年11月4日頃になります。





質問② サイト管理者 


サイト管理者の質問

次の質問です。

水野忠邦の政策「株仲間の解散」は、理論上は独占禁止を目指しましたが、

実情は慣習が取り払われたことで現場が混乱し、物流に支障が出たようです。

「株仲間の解散」が加賀の「米市」に与えた具体的な影響を教えてください。




回答② AI

AIの回答

「株仲間の解散」は、商業の独占を防ぎ、自由競争を促進することを目的としてい

ましたが、実際には多くの混乱を引き起こしました。

加賀の「米市」においても、以下のような影響がありました。


価格の不安定化: 従来の株仲間が取り仕切っていた価格調整機能が失われ

たため、米の価格急激に変動しやすくなりました。


流通の混乱: 株仲間が担っていた流通の調整役がいなくなり、物流が滞る

ことが多くなりました。


商人の困窮: 株仲間に依存していた商人たちは、突然の変化に対応できず、

経済的に困窮するケースが増えました。


このように、「株仲間の解散」は理論上は理想的な政策でしたが、実際には

多くの問題を引き起こしました。





質問③ サイト管理者


サイト管理者の質問


江戸時代の「月見」が何月何日頃か、当時の暦(〇月〇日頃)と、今の

グレゴリオ暦の二通りで教えてください。




回答③ AI

AIの回答


江戸時代の月見、毎年、旧暦の8月15日頃に行われていました。

この日は「十五夜」「中秋の名月」とも呼ばれ、最も月が美しく見えるとされ

ていました。

旧暦の8月15日は、現代の暦では9月中旬から10月上旬にあたります。

江戸時代には月見は収穫祭としても広く親しまれており、庶民も楽しむ行事でした。





質問④ サイト管理者

サイト管理者の質問


石川県で「鮭漁」が行われるのは何月から何月頃までですか。




回答④ AI

AIの回答

石川県での鮭漁は、10月中旬から12月中旬まで行われます。

この時期は鮭の遡上(そじょう)がピークを迎えるため、漁が盛んに行われます。





質問⑤ サイト管理者

サイト管理者の質問

米市が開催されていた回数は、新米が取れる秋の一回だけだったのでしょうか?




回答⑤ AI

AIの回答

米市は、主に新米が取れる秋に一回開催されることが一般的でした。

この時期は収穫された新米が市場に出回るため、特に賑わいを見せました。





質問⑥ サイト管理者

サイト管理者の質問

ありがとう。

14番目の作品は次です。


「 米市(こめいち)も 拍子(ひょうし)のぬけし 月見過(つきみすぎ)

小さい鮭(さけ)に破られし網 (あみ)」(1847年卯月編纂)

(原文:米市も拍子のぬ介し月見過 ちいさ以鮭耳破ら連し網))

         
大意: 米市も拍子が抜けたように感じる月見過ぎ。小さい鮭に破られた魚網。

(試訳)

The rice market quieted down after the moon-viewing season;

regrettably, the small salmon tore through the net.


天保の改革の影響で、まだ社会的な混乱が続いていると考えた場合、どのように

推敲できるでしょうか。




回答⑥ AI

AIの回答


推敲案として、以下はいかがでしょうか。

過去を振り返り、感慨深く思い出している様子を反映させるために、少し詩的な

表現を加えました。


Revised Translation: (推敲案)

The rice market, once bustling,

now feels empty after the moon-viewing season.

Reflecting on the past, I recall

how even the small salmon tore through the net, disrupting the flow.


米市の変化と鮭漁の混乱がより鮮明に伝わり、作者の感慨深い思い出が強調されると

思います。





推敲案:

AIの提案を参考に、次を推敲案にしようと思います。

The rice market, once bustling,

now feels empty after the moon-viewing season;

A small salmon tore through the net.


14番目の推敲を終了します。



あとがき

この作品の「言葉遊び」としては、「拍子の抜けし」の「拍子」の

手偏を取り除くと「白子(魚の精巣)」となり、季節的に川を遡上する魚と

言えば「鮭」。

鮭(さけ=裂ける)=「破られし(網)」と言葉の遊びをしている可能性も

あるのかもしれません。



つづく



文責 : 時間の博物館 事務局 工房くらし月



*********************


ご訪問をありがとうございました。


追伸:誤認やミス、引用先の不記載などがあると思います。お気づきの場合は

ご容赦の上、お差し支えなければサイト管理者へご教示いただけますと幸いです。

平素のご教示とご協力に感謝申し上げつつ。


工房くらし月


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